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生物を知れば、濤沸湖がもっとオモシロイ~魚類編

濤沸湖のあるオホーツク海沿岸部の湖沼の多くは、海と通じでいる汽水湖のため、ソイやカレイ類などの海水・汽水魚やウグイ類などの回遊魚、フナなどの淡水魚が生息。サケ・マス類をはじめ多様な魚類が生息しているのが特徴です。

 

濤沸湖で見られる主な魚

濤沸湖には、海水、汽水、淡水と塩分濃度の異なる場所があり、砂地や泥底など湖底の状況もさまざま。地形や湖岸環境も多様なので、数多くの魚介類が生息しています。

底生タイプのトゲウオ、ハゼ、カレイ類、表層を泳ぐワカサギなど、魚介類の生活様式も多様です。

濤沸湖に見られる魚介類の多様性は、それらの餌となる小型生物が豊富に生息している事も意味しており、濤沸湖の豊かさがわかります。

魚類分布/生態系別

 

  • 濤沸湖でこれまでに生息が確認された魚類...30種以上
  • 濤沸湖でこれまでに生息が確認された底生動物...10種以上
 

海水・汽水魚

クロソイ、アイナメ、ヌマガレイ、クロガシラガレイ など

回遊魚

ワカサギ、マルタウグイ など

淡水魚

コイ、ギンブナ、トミヨ など

ニシン  ニシン目ニシン科

学名:Clupea pallasii

英名:Pacific herring

ニシン

全長30cm。寿命は10年以上。3~4歳で成熟する。様々な系群があり沖を回遊する。動物プランクトン食。産卵は沿岸に戻ってアマモなどの海草に付着卵を産みつける。

ワカサギ  キュウリウオ目キュウリウオ科

学名:Hypomesus nipponensis

英名:Japanese smelt

ワカサギ

成魚の全長は15cmほど。淡水から海水まで広く適応。降海タイプと湖内残留タイプがある。川に遡上して産卵。1年生。チカと比べ、背びれが腹びれより少し後ろにある。

ウグイ  コイ目コイ科

学名:Tribolodon hakonensis

英名:Japanese dace

ウグイ

雑食性で体長は30cm。非常に広い環境適応性がある。川に遡上して産卵し、産卵期に3本の赤い婚姻色が出る。近縁にマルタウグイ、エゾウグイがおり、分類は難しい。

ビリンゴ  スズキ目ハゼ科

学名:Chaenogobius castaneus

英名:Chestnut goby

ビリンゴ

全長約5cm。藻類や小魚などの雑食性。春に産卵する。メスは尻びれが黒くなる婚姻色が出る。ジュズカケハゼ、アシシロハゼなどと同じ砂泥底に生息する。

スジエビ

スジエビ
十脚目テナガエビ科

学名:Palaemon paucidens

英名:Freshwater prawm

体長3~5cmでメスのほうが大きい。川の上流から汽水域まで広く分布。夏に産卵しメスは腹部に卵を抱く。ふ化後しばらくプランクトン生活をする。脱皮をくり返し成長。

ヤマトシジミ

ヤマトシジミ
マルスダレガイ目シジミ科

学名:Corbicula japonica

英名:Brackish water clam

日本の汽水域を代表する二枚貝。殻の色は周囲の環境や成長につれて茶色~黒色に変化し、最大35mm程度。水中の有機物をこし取って食べる。濤沸湖では著しく減少。